第13回 全国菓子大博覧会・京都
会期
昭和29年4月12日~21日の10日間
場所
京都市の岡崎勧業館、同別館、岡崎動物園の3つを会場として開催されました。
名誉総裁
高松宮宣仁親王殿下(高松宮喜久子妃殿下開会式ご臨席)
名誉副総裁
大野木 秀次郎(参議院議員)
総裁
保利 茂(農林大臣)
副総裁
蜷川 虎三(京都府知事)
高山 義三(京都市長)
中野 種一郎(京都商工会議所会頭)
名誉会長
森永 太平(全国菓子協会会長)
会長
今西 政造(京都菓子協会会長)
その他
この回から初めて名誉総裁に高松宮宣仁親王が推挙されました。
菓子博としてのはじめての試みとして「歴史館」を開設し、菓子に関する文献および器物、菓子の模製、神社仏閣の供饌菓子類を網羅して、精神文化に寄与したいと企画されました。
入場料もはじめて有料化しました。
名誉総裁賞(高松宮賞)がはじめて設けられ、「全国菓子協会」「全国菓子工業協同組合連合会」「京都菓子協会」「神奈川県菓子工業協同組合」「森永製菓株式会社」「明治製菓株式会社」の団体並びに会社が受賞しています。・賞の名称も変更され、「名誉総裁賞(高松宮賞)」の他「総裁賞」「名誉大賞牌」「有功大賞牌」「特選技能賞」「名誉金賞牌」「有功金賞牌」が設けられました。
会場の様子
出来事
- キャラメル等景品付特売社会問題化、公安委が業界と懇談、公取連絡会設置
- 全国菓子工業協同組合連合会創立
- 全国精米加工協議会発足
- 全国飴菓子工業組合創立
- 明治製菓が日本初の缶ジュースを発売(ジュースブームの先鞭を付けた)
世情
- 二重橋事件(参加者16人死亡)
- Mモンローがジョーディマジオと新婚旅行で来日
- 米国のビキニ環礁水爆実験、第五福竜丸被爆
- 力道山でプロレス人気
- 青函連絡船「洞爺丸」台風により沈没
- 日比谷公園で第1回全日本自動車ショー開催
- 「うたごえ喫茶」ブーム
- 映画「ゴジラ」封切り
- 名古屋テレビ塔が完成(東京タワーが出来るまで日本一の高さ)
- 流行語「むちゃくちゃでござりますがな」「空手チョップ」「死の灰」
- 流行歌「お富さん」「高原列車は行く」