第11回 全国菓子大博覧会・大分
会期/場所
昭和14年4月、大分市の特設会場で開催されました。
名誉総裁
大給 近孝(子爵)
総裁
粟屋 仙吉(知事)
会長
須賀 滝三郎
その他
- 昭和12年支那事変が勃発、大会の名称も時局色を反映した複雑で長い名称となりました。
- 会場内に武勲館が設けられ戦没者の写真が掲げられる等、時局色の濃いものになりました。
- 名誉大賞牌 10点、名誉金賞牌 101点、功労名誉金牌 5点、功労金牌 8点が賞されました。

出来事
- 釘の配給不足により菓子輸送が困難
- 菓子や食品の容器の代用品、続々と考案
- 砂糖の公平配給のため、東日本砂糖元売商業組合成立
世情
- 戦時色が濃くなり、モンペ姿や節約が奨励、パーマネント追放、映画ナイトショー禁止
- 大相撲、双葉山の連勝69でストップ
- 賃金統制令公布
- ノモンハン事件で日本軍惨敗
- 国民徴用令施行
- 山本五十六中将、連合艦隊司令官に就任
- 独軍がポーランド侵攻、第二次世界大戦勃発
- 物価統制令実施
- 鉄製不急品の回収開始
- 宮沢賢治「風の又三郎」刊行
- 童謡の発表相次ぐ「仲よし小道」「ないしょ話」「からすの赤ちゃん」「やぎさんゆうびん」など
- 流行語「複雑怪奇」「靖国の母」「産めよ殖やせよ国のため」「一汁一菜」